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大人のおたふく風邪前編

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八月三十日に右の耳の下と左の顎の横?に違和感があり
触ってみると少し腫れている…。
リンパ腺?が腫れてるということは、「バイ菌とたたかってる
とチョイ微笑ましく思ってましたが、一応病院に行くことにしました。
尿検査、血液検査、血圧と軽い問診を受け、三日分の薬を貰ってその日はそのまま仕事…。
体調が悪い訳でもなく、熱も上がらず過ごすこと三日過ぎ、取りあえず薬が切れたので
もう一度病院へ行き診察券を出して、待合室で新聞でも読もうかな~と思っていたら
「鈴木さ~ん」と看護婦さんからラブコール
なぜか先に待っていた患者さん(四~五人はいた)より早く呼ばれた…。
看護婦さんを見るとそこの病院では比較的若くまあまあ見れる看護婦さんに
「コレ付けて」しかも
「そこの個室で待ってて
まぁ~文章にするとエロい雰囲気ですが、
実際はマスクを渡され隔離されただけの事ですが…。
しばらくするとまた呼ばれ先生とご対面。
「この前の診断の結果はおたふくですね。小さい時にやった記憶ないですか?」
と聞かれましたが、ここ最近昨日の晩飯も思いだせないのに…。
うすら三十年前の記憶だなんて…。 そして出た言葉
「やったような…やってないような…。」超曖昧
先生は「しかし、おたふくだけど熱出てないのが不思議だな~」と…。
「一応熱出ても良いように解熱剤も今回出しておくから」と、
またまた三日分+解熱剤を処方され、またまたフツーに仕事。
そして、三日間熱も上がる事もなく薬が切れたので再々来院…。
体温測られるも平熱。 問診で食欲聞かれるも大いにアリと答え、
首を傾げる先生…。
「もう大丈夫かな…。熱も無いみたいだし、腫れもそのままだし。」
と、診察終了
その日もフツーに仕事。
しかし、それは嵐の前の静けさみたいなものでした。

次の日なぜか股間というか、タマタマに違和感
ネットで検索してみると、おたふくの合併症で睾丸炎になってる可能性…。
確かに片方のタマタマが倍の大きさになっている
やばいと思い店長に事情を話し、人生初の泌尿器科へGO
受付を済ましつつ、なんとなく受付のネーチャンは
「悪いオンナに移されたんだろ~」
と、思っているんだろうなぁ~思いつつ、と待つこと約十分…。検尿を済ませ、
診察室へ…
先生  「どうされました~?」
オイラ 「先日おたふく風邪と診断されて…」
先生  「ありゃ~そこに横になって。」
オイラ 「・・・?」
先生  「服下まで下げて、あっパンツもね
診察用のベットに仰向けで寝ると同時に服とパンツを脱いでオイラの
Jrがコンニチワとする直前に看護婦さんがバスタオルをスッと掛けて
くれました。 看護婦さんグッジョブです。
先生が下半身の方から
先生  「両足上げて~」
オイラ 足をあげつつも 「?」
先生  「そうじゃなくて、寝ながら体育座りして」 
・・・そうです。
物凄く恥ずかしい恰好です・・・。
先生  「力抜いて~」
ハイ。 失いました。三十九年間守り続けた?ものが・・・。
そして出ました。「アッ」とも「ヴッ」とも言えない声が…。
これが俗に言う「桃色吐息」と言うものなのかと思いつつ
先生の指がある一部を触れると超激痛
先生  「はは~なるほど、解かりました。服上げてもいいです。」
触診終了です。
先生  「副睾丸炎ですね。しばらく痛み続きますよ。」
とのこと。ここの病院で薬を一週間分貰い帰社。
事情を店長に事細かく説明し、フツーに仕事。
帰宅中にクルマを運転してると体に微妙な違和感…。
なんだろうな~。と思いつつ風呂に入り、晩御飯を食べ
部屋に戻ると物凄くダルイ…。
熱を計ると38.5度。あらま、やっぱり熱あったよ。と思いつつ
早めに寝ようと九時には就寝。
この時おでこに、ひえピタそしてアイスノンの完全武装?で寝ましたが
約三時間後の12時に異常なほどの暑さに目が覚めるとTシャツビチョ×2+
めまい…。  体温測ると39.8度 さすがにヤバイと思い
解熱剤飲む。この位熱が出ると悲しくないのに涙がでます
一時間から二時間置きに目が覚め体温測るも変化無し…。
このころからモーレツにタマタマも痛みだし、気付くとタマタマが
卵のSサイズなみに…。タマタマにもひえピタ貼っておく
日が差してきたころにはアイスノンが生温かくなってきたので交換。
幸いこの日は休暇だったので、「まぁ明日には落ち着くだろう。」と気楽に考える。
朝8時に目が覚め、熱を計ると37.3度の微熱状態。
「勝った?」と思いさっさと朝ごはんを済まし一服。まだ余裕。
もう一丁寝てさっさと熱冷まそうと10時位にベットイン
30分位したら猛烈な寒気 室温は28度位あるのに毛布一枚じゃ
足りないくらい寒い。体温測ると39.9度
解熱剤追加。フラフラしながらベットイン
少し寝て体温測ると変化無し。しかも解熱剤は弾切れ…。
時間はまだ昼前だが病院は休み…。もう自分で運転も出来ない状態。
解熱剤は本当はあと二錠あったのだが、2、3日前におたふくの影響?
なのかわからないが、猛烈な肩こりで痛みが出た時に試しに飲んでみたら
良く?なったので使ってしまい大後悔…。薬の効能に「熱、痛み」と書いて
たもので…。 実際に効きましたけど
まぁ後は嫁が帰ってくるまで時間との戦いですが、寒気は収まり次は熱さとの
戦いです。しかしタマタマも猛烈に腫れてきたので何か?に付いてきた保冷剤を
パンツの上から股間に付けます。この頃には寝返り出来ません…。
タマタマが異常に敏感で痛いのです。
痛さの表現はタマタマを激しくぶつけた後、まだ痛みが残るタマタマを
優しくひっぱる?みたいな感じ…。わかるかな~?
ですので?常に妊婦さんの出産スタイル?で寝てました。
このあたりで店長に連絡をいれ
「熱出てしまいました…。明日は無理ぽい…。」
電話を切り
時間は4時過ぎ、5時過ぎ…こんな時に限って嫁残業です
相変わらず熱は39.5度固定時状態…。そうゆう自分は耳を澄ましただ
嫁のクルマのエンジンの音をクルマが通るたびに聞き分け、
まるで飼い主を待つ健気な
イヌ状態6時過ぎ意識がブッ飛び、かすかに聞こえた?
1KZのエンジン音で目が覚めやっと帰ってきました「女神さま」が
事情を察知したのか
嫁  「オウ。県病行くぞ。」
おぉ なんと素晴らしいお言葉
フラフラしながらやっと着替え、なんとか助手席に乗り込み
いざ県病へ。    
こうゆう時の嫁はやさしい異常な位ゆっくり優しい
運転をする。制限速度ちょい超え位で走ります。いつもより10%スピードダウンです。
自分としてはいつもよりも速く走って欲しいのですが…。
「このアマ~具合悪いんだからチマチマ走ってねぇでガンガン行けや~」
だなんて口が裂けても言えません…
時間帯も悪かったのか微妙に混雑していつもより時間が掛かりやっと
県病着です。

後編につづく…。

青森店 鈴木

 

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