エンジニア…?
最近のクルマの修理は合理化?コストダウン?の為、部品ASSY交換が
一般的ですが、そのため壊れた部品の内部の小さな安い?パーツが単品で
部品として出ないのが主流です。
確かに部品をバラして原因を探り修理するよりもASSY交換の方が時間と労力
を必要としません。
なにかの本に書いてましたが、「今の自動車整備士はエンジニアではなく
チェンジニアばかりだ。」…うまいこと言います
そんな言葉に自分も賛同?して
コイツを修理してみます。
見ての通りP/Wスイッチです。
運転席以外の窓はいたって普通に開閉しますが
運転席のスイッチだけが「グニョグニョ」して、まったく開閉しません。
なんとなく目星?はつくので早速分解です。
簡単に3分割しますが、真ん中と下をバラす時は注意が必要です
力任せにバラすと内部の小さなバネやパーツが飛び散ります…(経験済み)
そして、
原因のパーツです。
これだけで部品が出ると良いのですが、もちろん出るわけもなく、
そもそも部品名がわかりません…。
スイッチASSYの価格は新品で¥8.000…。
壊れている部品は高く見積もっても¥100…。
ここで私のエンジニア魂がスイッチON
瞬間接着剤でくっつけようと思いましたが少し力が加わる個所なのでNG。
熱して溶着も考えましたがあまりにも小さいので(全長約1cm、太さ3mm)断念…。
代用品を探し…
ありました
コネクターなどにさすピンです。
長さを切り詰め、エッヂ部分?の丸みを加工して
無事修理完了しました。
動作確認をすると良好…?
ではなくもう一度バラしてみると、
壊れていた部品が悪さをしていたおかげで内部の破損を発見…。
最終的には中古のスイッチに交換…。
ASSY交換の方が合理的です
青森店 鈴木