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続 修理は推理だ

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H.13 ワゴンR 走行距離約11万キロ K6A ターボ付き
 約一年前エアコンコンプレッサー不良でリビルト品に交換有り 

友人よりTEL…
いきなりエンジン停止、セルは回るが掛からないとのコト。
純正ながらスズスポ?のフロントバンパーが装着してるので牽引はムリぽいので
知り合いのN社に積載車で引き取らせ。そのまま修理で入庫…。 
万事OKと思い、のほほんと過ごしていた次の日
「エアコンのコンプレッサーだめでエンジン止まるってさっ」
…?イマイチ状況が読めず詳しく聞くと
燃料噴射装置のヒューズが切れてエンジンが始動困難とのコト。 
ますます?な訳で
さらにもっと詳しく聞くとこんな感じ…
N社にて
エンジン始動せず→燃料ポンプ作動せず→燃料タンク降ろし、ポンプ単体チェック→
動作OK→燃料噴射装置ヒューズ切れ確認→新品交換→エンジン始動→各部動作チェック→
エアコンON時→エンジン停止→燃料噴射装置ヒューズNG→二、三度試すが同じ症状。
エアコンのスイッチを入れなければOK…。
多分エアコンのコンプレッサーかマグネットクラッチ不良じゃないかとの事…。
以前に私メが交換修理したのでそっちに回しますって…。
幸い以前購入したリビルトメーカーさんが良心的で交換OKとの事で早速交換。
MC系のエアコンのコンプレッサー交換はバンパーを外すと丸見えで作業性抜群なので
約30分位で終了。
後は真空引きとガス補給…。
取引先の鈑金屋さんにTELをしたところ今すぐなら出来るそうなので、ぶっ飛ばして
鈑金屋さんに行き無事?作業終了。
エアコン作動させてもエンジン停止せず。
無事終了。
友人にTELをし納車。
これにて終了。

これでは終わりません
次の日友人から℡「またヒューズ切れてエンジン止まる
「エアコンの詰まりとか原因かも…」と答えるも、どうも納得がいかない
通常エアコンのコンプレッサーなりマグネットスイッチまたは詰まりが原因の場合
コンプレッサーから異音がし、詰まりだったら冷えが悪くなるのが定番。
このクルマはその症状が全く無し。
クルマを持って来て貰い症状を確認するも異音も冷えも問題無し。
ましてエアコンのヒューズじゃなく別のヒューズ切れ。
自分の知識じゃ対応出来なくなったのでスズキのベテラン整備士に聞いてみるも
今までにない症状とのコト…。
一応電動ファンの配線等のショートが考えれるかも…。との事でテスターで確認しても
異常無し。
諦めモードの雰囲気の私メに友人が
「ディーラーに持って行くよ」と…。
頭を悩ませること数十分…。
もう一度頭をおさらい
エンジン始動→エアコンスイッチON→エンジン停止…せず?あれれ…?
もう一度エアコンスイッチOFF→ON…停止せず…ますます暗礁に…。
クルマが動いてる時にヒューズが切れるので動かしてみようとまずはバックし
前進しようと(D)に入れた瞬間「ストン」とエンジンストール…。
ヒューズ確認するとやはり燃料噴射装置ヒューズが切れてました。
何回か同じ動作を繰り返し切らしたヒューズ5,6個…。
エンジンが振動した時にどうやらヒューズが切れるらしい
しかもエアコンOFFの場合は全く症状無し。
犯人が見えてきました。
 ということでコンプレッサーのマグネットスイッチのコネクターを外したまま
車両側のコネクターの抵抗を計ると…無限大。
完璧にマグネットスイッチに来ている
配線がショートしています。
マグネットスイッチの配線の色を確認し(ピンク/黒)皮膜を取り辿って行くと
ダイナモの上部に怪しげな個所が…。
ダイナモにエンジンを吊るブラケットがあるのですがそこに擦れてショートしていました
しかも何本にも束になってる中の一本のみ。
配線を修理しブラケットに擦れないように配線を取り回しやっと修理完了となりました。

私メがいっぱい一杯の為画像取り忘れました…アシカラズ

青森店 鈴木
   

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